カミナシ堂
セッション
14:20 ~ 14:50
現在、GUIでシナリオテストを作成できるノーコードツールを開発しています。このツールでは、各APIエンドポイントへの呼び出しをブロックで表し、ブロック同士を線で繋げることで直感的なテストシナリオの構築が可能となります。 === このようなノーコードをはじめとする複雑なGUIの実装では、通常のアプリケーションと比較し、フロントエンドで扱う状態とロジックの数が圧倒的に多くなります。 この複雑性に立ち向かうために、現在のプロジェクトでは、EffectとJotaiを利用したCQRS/Fluxライクなアーキテクチャを取り入れています。Write部分ではEffectを利用した堅牢なロジックの記述を心がけ、Read部分においてはJotaiの派生アトムを利用した柔軟にデータ取得が可能な設計としています。 今回の発表では、実際にこれらのライブラリを組み合わせてフロントエンドを開発してみて得られた知見や難しさ、設計方針などを、実際のコード等を交えながらご紹介したいと思います。 私自身は、ソフトウェア設計や関数型パラダイムの専門家ではありませんが、一つの事例として皆さんの議論のきっかけにしていただければと思います。 なお、発表内容はIPA 未踏IT人材発掘・育成事業にて取り組んでいるプロジェクトに関するものになります。